これまでの動きが嘘のように、日本全国でテレワーク、リモートでの業務遂行が加速。環境が仕事の形を変えていく。

こう思うと、ちょっと無理そうな仕事を誰かに任せてみるというのは、やはり成長を促す上で効果的だなと改めて感じてしまう。

リモートでの作業で困っていること

日頃私が接する周りの人々は、在宅勤務があっという間に実行された人たちがたくさん。「なんとかなるもんだ」という声もあれば、「生産性が落ちた」という声もある。私も家の中での仕事は、いろいろと誘惑があって、自分を律することが難しい部分がある。

さらに若手の人たちは、いつもは上司やメンターが隣の席にいて相談できたのだが、リモートワークではそれができない。この状況が不安を起こしたり生産性を悪くしたりの要因になっている。

1on1ミーティングでリモート環境におけるサポートを

かなり慌ただしくリモートワークの環境を整えたため、ソフトの部分が追いついていないケースがたくさんある。上記の「相談の体制」などはまさにそのひとつなのではないだろうか。

1on1ミーティングはオンラインでも実施することが可能だ。

仕組みをつくってハードの環境が整えば、いつでもできる。

通常の1on1ミーティングのしくみ

1on1ミーティングは、定期的に高頻度でマネジャーとメンバーが1対1の対話をする。業務の円滑な遂行はもちろん、日々のモチベーションが高い状態で働くことを可能にするために、目標達成の後押しや、問題の解決を支援する。

頻度や時間に決まりはないが、1週間に1度、30分の時間をとることもあれば、1ヶ月に1回、60分というところもある。すくなくとも1ヶ月に1度はやることがおすすめ。時間や頻度は、組織やメンバーの状況にもよる。

オンライン1on1で若手の支援

どのような支援をしたらいいのかは、ここで「若手」といっているメンバーの成長段階にもよる。現状任せている仕事の熟練度が低い段階では、毎日15分程度の時間を確保して1on1をやったらいい。できれば朝。

オンライン1on1で何を話すのか

これも特に決まりはない。

・今日のタスク

・困っていること

・体調面

・在宅ワークの現状

・どのように過ごしているか

など

今までは当たり前のように、朝、顔を合わせてそばにいる。同じ空気の中にいるだけで感じられることが、当然ながらリモートワークでは感じられなくなる。

その分、特にまだ自分の仕事に自身がない人にとっては、不安は募っていく可能性がある。

1on1ミーティングで信頼関係をキープしていく

コミュニケーションの質と量が信頼関係を築いていく。今までは何気なくコミュニケーションしてきて、実は維持されていた信頼関係が、リモートワークで揺らぐ可能性がある。

少し面倒に感じるかもしれないが、15分は1日の1%。このわずかな時間をつかって、PDCAサイクルのPとCを実施。業務的なことを整理整頓するとともに、精神的なサポートをする。

今日のまとめ

・オンラインで1on1ミーティングをやったらいい

・時間は毎日15分(相手の成長段階にもよる)

・コミュニケーションの量を確保することで信頼関係を維持

環境が変われば、ハード、ソフトともに仕組みを変える必要がある。

1on1ミーティングはたくさんある中の一つの手段に過ぎないが、是非取り入れてみてほしい。

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