「 年上部下 との1on1に悩んでいる…」
1on1の研修を実施すると、
このような声を多数いただきます。

そもそも、
年上部下」という言葉そのものにも、
だいぶ葛藤がありますよね。

年「上」
部「下」

1on1というのは、
対等な立ち位置をキープするからこそ、
うまくいくことが大いにあります。

というわけで、
主にはどのような意識で、
このような関係性の1on1をやるとうまくいくのか。

本日はこんな観点で、
ブログを書いていこうと思います。

この記事を読んでわかること

  • 年上のメンバーと1on1をやるときの心構え
  • 年上メンバーとの1on1のやり方

こんな方におすすめ

  • 年上部下と1on1を実践されている方
  • 年上部下との1on1に悩んでいる方
  • 1on1を導入しようと考えているマネジャーや人事担当の方

この記事の信頼性

記事執筆者の半谷知也(はんがいともなり)は

  • プロ講師として企業研修を1,000日以上実施
  • プロコーチとしてコーチングを2,000人以上に実施
  • 関わらせていただいた企業・組織は100社以上
  • リーダーシップの研修を15年以上実施

年上部下 に対する意識

個人的には、
「上司」とか「部下」という呼び方が、
あまり好きではないんです。

世の中一般的にも、
この言葉を使わずに、
違う言葉を用いる企業や組織が増えています。

そもそも、
部下という言い回しにどのような印象を持ちますか?

  • 上下関係で「下」
  • 自分より「下」
  • 自分より能力が低い
  • 自分よりできない
  • 上司の言うことを聞く人

あるいは部下との関係性において、

  • 自分の方が偉い
  • 自分の方ができる
  • 自分が優位でなければならない
  • 自分の言うことを聴かせねばならない

これがすべてではないですし、
捉え方は人によって違うと思いますが、
このようなイメージをもっている方は、
一定数いるのではないかなと思います。

冷静に考えると、
「そんなことない!」
「そんなのけしからん!」

って思うかもしれませんが、
無意識のうちにこのように捉えていることは、
大いにあるのではないかと思います。

年上部下 にもいろいろな考え方の人がいる

まあこれは正直いろんな人いるよなって思うのです。

  • すごく協力的に組織の運営に参加してくれる
  • 言われたことはやる
  • 協力的ではないが必要最小限のことはやる
  • プライドが高くやることなすこと反発している
  • 自分が上司であることが許せない

「年上部下苦手」と、
一度そのようなイメージがつくと、
その後、人が変わっても、
同じような印象や意識で関わってしまうことがある。

しかし、
冷静に考えれば当たり前の話だけれど、
「年上部下」と一緒くたでくくるのではなく、
まずは、自分の部下がどうであるのかは、
その「人」をしっかりと見つめて、
客観的に把握する必要がある。

好き嫌いは誰しもある

好き嫌いをなくせというのは、
「にんげんだもの」の世界で、

それは無理と完全否定はできないけれど、
かなり厳しいものがあるだろう。

今この瞬間、「嫌いだ」と認識しているものを、
今この瞬間から「好き」になれというのは、
頭では頑張れるかもしれないが、
それ以上に身体が反応して無理。

だからそういうことではありません。

年上部下 と 1on1 をやる時の3つの意識

1.尊重すること

2.応援すること

3.相談すること

1.尊重すること

これまでの経歴。
これまでのさまざまな武勇伝。
その人の価値観。
その人の考え方。
その人のアイデア。

とにかく尊重する。

尊重するというのは、
それに合わせるということではない。

理解しているし、大事にしている。

それが相手に伝わるということ。

やりがちなのは、
自分色に染めようとすること。
言うこと聴かせようとすること。
マウント取ろうとすること。

自分の方が上なんだと証明すること。

何らかの押しつけが感じられるたびに、
相手は必ず心を閉ざします。

2.応援すること

「あなたのこれからの会社ライフを応援しています」

もっと言えば、
「あなたの人生を応援しています」

本気で相手の幸せや豊かさを願い、
応援することが、
相手の心を開く一歩になる。

もっと言えば、
できることは協力すること。

そもそも、
1on1で話を聴くこと自体、
応援や協力なのですが…。

3.相談すること

時に、
相談するといいし、
悩みを打ち明けたらいいです。

人は頼られたいという願望を、
多かれ少なれもっています。

マネジャーという立場は、
何らかの権威を持っています。

その権威者から、
「頼られた」
という感覚は、
自分の存在価値を認められたような感じがして、
やはり嬉しいものです。

それを素直に表現するかどうかは別ですが…。

それは、仕事の話でも、

プライベートの話でも、
なんでもOK。

今日のまとめ

年上の部下とどのように関わったらいいのか…、
どのように1on1をやったらいいのかわからない。

そして人は、
「やり方」を求めます。

しかし、
もともと1on1の正しいやり方、
あるいは、
こうやれば必ずうまくいくというやり方などは、
正直いってありません。

相手が誰であっても、
そのやり方は、
都度、その瞬間瞬間で、
向き合っているその相手に興味関心を向けて、
その時点でもっている知識やスキルを、
フル回転するしかないのです。

やり方はいろいろな選択肢があります。

そしてそれ以前に、
どのような意識で相手を見るのか、
相手と向き合うかが、
1on1を成功させる鍵となります。

  • 尊重すること
  • 応援すること
  • 相談すること

この3つを、
表面的ではなく、
相手が感じられるように、

つまり、

  • 尊重されている
  • 応援されている
  • 相談してくれている

って伝わるように、
関わる必要があります。

「年上部下」

これまでその人なりの、
人生のプロセスを歩んでいます。

まずはそれを認めること。

認めるとは、
いい評価を与えるということではありません。

そしてそのためには、
やはりその人の、
これまでの歩みに興味関心を向け、
ちゃんと知る必要があるのです。

あなたが相手に対する理解を深めると、
今度は相手があなたを理解してくれます。

まずは相手を理解することから始めて、
素敵な関係をつくっていきましょう。


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