上司やコーチがフィードバックして、
相手がどのようになるのが理想なのかを解説します。

端的に言うと、
自分で考えて自分で意識や言動を改善すること。

なお、
こちらの記事のテーマは、
youtube動画でも解説しています。
是非ご覧ください。


「フィードバック」は目的が超重要【保存版】プロ講師によるマネジメント塾コーチング編 第21回

この記事を読んでわかること

  • 承認すべき要素3つ
  • どのように承認するのか

こんな方におすすめ

  • コーチングうまくなりたい方
  • フィードバックを適切に行いたい方
  • フィードバック苦手な方
  • 子どもを適切に叱りたい方

この記事の信頼性

記事執筆者の半谷知也(はんがいともなり)は

  • プロ講師として企業研修を1,000日以上実施
  • プロコーチとしてコーチングを2,000人以上に実施
  • 関わらせていただいた企業・組織は100社以上
  • リーダーシップの研修を15年以上実施

フィードバックして相手に何が起こるのが理想なのか

まず初めに、
コーチングの前提を確認します。

コーチングで大事なのは、
相手の主体性です。

ここでいう「主体性」というのは、
自分で考えて、
自分で答えを出して、
自分で決めて、
自分で実行に移す。

このプロセスのことです。

フィードバックにおいても、
コーチや上司が「やらせる」のではなく、
「自分で選んだ」
と相手が思える状態をつくっていきます。

フィードバックすることで、
相手の中にこういう動きが生まれていくことを、
上司・コーチが知っていることはとても大切なので、
まずは全体像を伝えます。

フィードバックしたあとの相手のプロセス

  1. 気づく:自分の状態に気づく
  2. 自己評価する:内省して自己評価します。
  3. 考える:何がベストかを自分で考える。
  4. 決断する:次はこうしよう
  5. 実行する:新たなやり方/良いパフォーマンスで実行に移す

これが起きていなければ、
コーチングのフィードバックは、
うまくいっていない」と判断し、
やり方を変えていく必要があるかもしれません。

というわけで、

ひとつずつ解説していきます。

1.気づく

自分の言動を、
24時間ビデオに撮っているならばともかく、
人は自分の言動がどのようになっているのか、
すべてが見えているわけではありません。

つまり、
自分で気づくことが出来る部分と、
できない部分があります。

しかし、
本人が見えていなくても、
周りからは見えていることもあります。

自分の視点だけでは、
自分のすべてに気づくことができないので、
人の目を借りて気づく。

これがフィードバックです。

そういう意味では、
コーチや上司のフィードバックは、
鏡のような役割と言えるかもしれません。

鏡の女性

2.自己評価する

人から判断されるのではなく、
自己評価をします。

それは良かったのか、悪かったのか。
正しかったのか、間違えているのか。

と考えるわけですが、
基本的に改善のフィードバックをしているわけなので、
「自分の意識や言動はまずかったな」
って気づくことが通常の流れと思います。

「間違えていた」
「望ましくなかった」
と気づくことができないのであれば、
その前提となっているものや、
ルールや知識や何らかの基準などを、
伝えてあげる必要があるかもしれません。

3.ベストパフォーマンスを考える

何が正しい行動なのか。
自分はどのようにできたら良かったのか。
同じような場面や出来事においては、
どのように立ち振る舞うことが良いのか。

などを考える。

「こうすればよかったんだな」
ということを、自分で考えて腹落ちさせます。

注意点

気をつけなければならないことは、
上司・コーチからのアドバイスです。

「こうしたほうが良い」
「こうすべきだ」

立場や経験・知識が豊富な上司であればあるほどに、
この手のことを伝えたくなります。

もちろん、
それが必要な場面はあります。

しかし、
関わりがアドバイス的になった時点で、
相手の「主体性」のレベルは、
確実に下がります。

和太鼓パフォーマンス

4.決断する

「次はこうするぞ」
と決めることです。

まあ、
3のプロセスとほぼ同時並行的に起きることかもしれません。

しかし、
「できたらいいなぁ…」

「やるぞ」
は違うわけですね。

本人の決意をつくる必要があります。

5.実行する

そして、
決断したことを、
決断したように、
実行することが求められます。

決めてもやっていないのであれば、
それは決めていなかったということにもなります。

フィードバックの重要な目的のひとつは、
パフォーマンスの改善・向上です。

今日のまとめ

というわけで、
今日はフィードバックすることで、
相手のどのような状態を起こしたいのか、
フィードバック後のイメージについて、
解説してきました。

フィードバックして、
「あースッキリ」
ではなくて、
相手の様子を観察しながら、
フィードバックして起こしたいことが、
ちゃんと起きているかどうかを確認しましょう。

結局のところ、
フィードバックも「対話」です。

投げっぱなしではなく、
キャッチボールしながら進めていきましょう。

というわけで、
次回は、「フィードバックのやり方・手順」について、
解説していきます。

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