テレワーク・在宅勤務でおこるデメリットを1on1で解消する!

テレワークはいろいろな形がありますが、
現状多くの人は、在宅勤務という形のテレワークへと、
変化が起きているのではないかと思います。

メリット

  • 移動時間の軽減
  • 自分で好きなように時間を管理することができる

デメリット

  • コミュニケーション量の軽減
  • 自律が難しい

というわけで、今までは当たり前にコミュニケーションを取っていた人と、
コミュニケーションを取る機会・量そのものが減少する。

職場であれば適度にあった緊張感がなくなり、
だらける・サボる。

というわけで、このデメリットを解消するための提案です。

「毎日部下と1on1やろー」

です。

1on1ミーティングについてはいろいろと記事を書いています。
こちらの記事をご覧ください↓
1on1ミーティングに関する記事まとめ
組織・企業における効果的な「1on1ミーティング」の実践

在宅で1on1を毎日やると言われると起きる抵抗

「面倒くさい!」
「そんな時間ない!」

という自動的な反応が思い浮かびます。

「面倒くさい!」
は、まあそうですよね。
仕事やってると面倒なことたくさんあります。

そして面倒なことをこなしていくことで、
私たちは収入を得ているので、
それはこらえてくださいということです。

「そんな時間ない!」

1対1でメンバーと話をすることについて、
通常のオフィスワークの中でやろうと思うと、
ついつい「やることが増える」という意識から、
「そんな時間ないよ…」という結論に至る気持ちはわかります。

テレワーク・在宅勤務で1on1に使う時間の考え方

でも在宅は、そもそも移動の時間がなくなります。

そして、日々職場にいるといつの間にか起きている、
さまざまな雑多な事柄もなくなるはずです。

その浮いた時間を何に使うのか。
このプランが重要です。

私は知っています。

満員電車のなかにいるたくさんのマネジャーたちが、
結構長い時間…、
ゲームをしていることを。
どうでもいいyoutubeを次から次へと見ていることを。

全部なくせとは言いません。

気晴らしは大事な時間と心得ております。

ものは考えようです。
ほんのその一部の時間を使って、
日頃できなくなったメンバー(部下)とのコミュニケーションを、
やりませんか?という提案です。

テレワーク・在宅勤務で1on1に使う1日の時間

そうは言っても、

たくさんの部下を抱えるマネジャーもいますから、
毎日全員の部下とは難しいと思います。

また、そんな頻繁にやらないほうがいいという部下もいるかと。

仮に1日30分、メンバーとの1on1ミーティングに費やしたとしても、
1日24時間のわずか2%です。
(1日は1,440分)

というわけで、2つのやり方を提案しておきます。

A案:日替わり1on1ミーティング

1週間でメンバー全員と、
少なくとも1回以上の1on1ミーティングを、
オンラインで実施できるようにする。

月曜日はAさんとBさん、
火曜日はCさんとDさん、

という形で、1週間で全員と、

オンライン上の密なコミュニケーションができる状態にする。

ただ、必要に応じて、
あるいは、メンバーの成長段階や状況に応じて、

1週間に複数話す人がいてもいいと思います。

B案:人替わり1on1ミーティング

人によって、頻度と時間を変えるやり方。

メンバーの中には、
自立・自律して業務を遂行していけるという人もいれば、
細かな指示や指導が必要という人もいます。

前者は2週間に1度でいい。
後者は毎日やろう。

こんな感じで仕組みをつくる。

まあ、A案もB案もそんなに変わらないですね…。

自分の組織の状況に合わせて実施することがおすすめですが、

重要なことは、

・全員とコミュニケーションを取ること

・高頻度でコミュニケーションを取ること

この2点です。

テレワーク・在宅勤務の1on1で話すこと・テーマ

1on1で話すテーマを羅列しておきます。

重要なことは、

メンバーが家にいても、
職場にいるとき以上のパフォーマンスを維持し、
組織として必要な生産性を維持・向上すること。

これを意図している必要があります。
が、これが全面的・前面的に出ると、1on1がいやらしくなります。

部下は「やりたくない」という気持ちになると思います。

これはあくまでも「意図すること」であり、
「会話の内容」ではありません。

この区別は重要です。

テレワーク・在宅勤務のテーマ一覧(一例)

  • 在宅どう?
  • 業務の遂行状況
  • 困っていることや悩み事
  • 体調について(身体的、精神的)
  • 世の中の状況について
  • 最近ハマっていること
  • 在宅ワークで工夫していること
  • 最近の趣味など
  • 組織の状況
  • 組織メンバーの様子を共有
  • 取引先、お客さんの話題
  • 家族の様子

など

今日のまとめ

在宅は、業務管理と生産性の維持が難しいです。
つまり組織的にはマネジメントが難しくなる。

職場にいれば目につくところも、
全く見えなくなるわけですから当然です。

マネジャーは「意識的に」コミュニケーションを図る必要があります。

1on1はある意味、
「強制的に」コミュニケーションを促す機会です。
話すことはあってもなくても構いません。
直接「やりとり」をするからこそ、
メールやメッセージでは感じ取ることができない内科を、
感じ取れることがあります。

組織的にやれるのであれば、
1on1の仕組みをつくることをおすすめします。

組織的が無理なのであれば、
まずは個人の裁量で始めてみてください。

日々の積み重ねが、
在宅勤務を、より価値のある時間にするし、
今の状況が落ち着いて職場に戻ったときに、
今まで以上の信頼関係が生まれているはずです。

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