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在宅勤務が世の中に増えました。
働き方改革に、どこか二の足を踏んできた企業も、
信じられないスピードで対応しています。
しかし、とりあえず形を整えるところが多く、
社員の気持ちやスキルがついていかないところも、
たくさんあるというのが現状ではないでしょうか。
今日は在宅勤務に「非常に効果的な」
オンラインでの1on1ミーティングについてお伝えします。
この記事を読んで得られること
- 在宅ワークにおける考えられる問題点を確認できます。
- 1on1でどのような効果が見込めるのかが判ります
- やり方や流れなどは効果を確認いただいた上で別のブログにて解説します
「なるほど、たしかに1on1はオンラインでも効果を発揮するな」
と感じていただければうれしいですし、
オンラインでの1on1に対して、
少しでも前向き・積極的な気持ちになればいいなぁと思っております。
この記事の信頼性
リーダーシップやコーチングに関する研修を15年以上実施している
1on1やビジネスコーチングの研修を100本以上やってきた。
1on1をオンラインで実施する企業の仕組みづくりにも携わっている。
1on1はオンラインでも効果はあるのか!?
結論から言います。
「1on1はオンラインで間違いなく効果があります」
むしろ職場で顔を合わせながら仕事をしているとき以上に、
1on1ミーティングは効果を発揮すること間違いなしです。
1on1をオンラインでやるべき時代背景
言うまでもなく、
在宅勤務が増えました。
さまざまな企業活動が、
オンライン上でされています。
今までは当たり前に目に見えていたことも、
見えなくなってきています。
まあ、
職場にいても関心を向けていなければ、
気づきようはないのですが…。
簡単に在宅勤務における問題点
その1:気軽に相談ができない
これは能力レベルや年次・経験にもよりますが、
気軽に相談したり、話をしたり出来ない状況が、
著しくストレスレベルを上げていくことがあります。
職場において、
何気ない会話の中で拾えていたことも、
見逃していくことが多くなります。
その結果、
モチベーションの低下やストレスの増加などを引き起こしていきます。
その2:お互いに働く様子がわからない
お互いの状況を把握しながら仕事ができないと、
業務のマネジメントが難しくなっていきます。
また、うまくいかない状況があったとすると、
そのような状況に置かれているのが自分だけのように思えてきて、
余計な不安が募っていったりもします。
職場にいるとあまり意識をしませんが、
状況を把握できている「安心感」というものが、
知らず知らずのうちにあるということです。
その3:帰属意識が薄くなる
会社や組織への帰属意識や、
人との信頼関係、ある意味忠誠心などは、
基本的にその場や人に触れていればいるほどに、
その気持ちは強くなっていきます。
もちろん、
その場においてどのような体験をしているかも、
とても重要なことですが…。
1on1をオンラインで実施する具体的な効果
1on1は短い期間で定期的に実施する1対1の対話です。
ある意味強制的に「機会」を設けることで、
以下のような効果を発揮します。
- 信頼関係を維持・向上する
- つながりを感じることができる
- 組織や他メンバーの状況を把握できる
- 人と話すことで不安やストレスの軽減や解消をする
- 組織のマネジメントを効率的に行う
1on1をオンラインで実施する際の簡単なポイント
具体的なやり方などは、
また別の記事で紹介することにして、
今日は簡単な2つのポイントをお伝えしておきます。
1on1の頻度を増やす
職場において対面でやっている時に比べて、
頻度や時間を増やすといいです。
おそらく在宅になったことで、
職場にいると雑多なことで奪われていく時間も、
少なくなっているのではないかなと思います。
その浮いた時間で、
是非1on1を実施する頻度や機会を増やしてください。
最低でも2週間に1度はやるといいですが、
おすすめは1週間に1度です。
いつでも受け入れる体制をつくっておく
定期的に「適切な」1on1を実施していると、
「上司やマネジャーに話を聴いてほしい」
と感じる度合いが増していきます。
「1on1は定めた日程および時間だけでしかやらない」
ということではなくて、
「必要に応じていつでもやるから声かけて」
というスタンスにしておくことがおすすめです。
状況が見えない分、
メンバーや部下は「遠慮」が働きます。
状況が見えていても、遠慮しますから。
「今は忙しいのではないか」
「今連絡したら迷惑なのではないか」
そうすると、
連絡したくてもできないという状況に、
またストレスを募らせてしまいます。
是非気軽に相談できる、
体制とスタンスを整えておいてください
今日のまとめ
オンラインでの1on1は、
間違いなく効果があります。
話す「機会」が存在するというのは、
あまり意識しないかもしれませんが、
非常に有用で効果的なことなのです。
顔が見えづらくなった今だからこそ、
対話の機会を増やし、
働く安心やメンバー同士の信頼関係、
会社への帰属意識などを、
1on1をうまく使って育てていきましょう。