目次
こんな方におすすめ
ビジネスで強いチームをつくりたいが…
- 組織に一体感がない
- チームとしての成果が思うように生まれない
- チームメンバーの主体性や当事者意識が欠けている
- メンバー間の信頼関係が希薄で雰囲気が悪い
- チームビルディングの考え方ややり方を知りたい
※ちなみにこの記事は、
ゲームなどの擬似的な体験をもって、
チームビルディングを行うという前提ではなく、
リアルな現場において、
どうチームを形成するのかということを前提として、
記事を書いております。
期待と違うという方は、別の記事をご覧ください。
記事を読んでわかること
- チームのメンバーを集めて一番最初にやること
- チームを強くするための要素
- ぐだぐだなチームを立て直す方法
記事の信頼性
筆者は
- PHP研究所認定チームコーチ
- PHP研究所認定ビジネスコーチ(上級)
- チームづくりに関する研修を100本以上実施
- 経営陣からプロジェクトチームまでさまざまなビジネスチームを支援
【勝つためのチームビルディング】まずやるべきたったひとつのこと
結論から言うと、
「ミッションの設定」だ。
組織にはかならず役割がある。
既存の組織では担うことができなかったり、
何かの機能に特化して生産性を上げたかったりと、
さまざまな理由で新たな組織は誕生する。
※なおチームの形成期において、
何が必要かということを、
もう少し詳しくまとめた記事もあるので、
是非そちらもご覧ください。↓
ミッションの共有で起こること
- チームとしての一体感
- メンバーの仲間意識
- その仕事に携わることへの誇り
- 自分のタスクへの集中
組織は大きくなるごとに分化されてミッションを与えられる
例えば、
「会社」
というひとつの組織がある。
10人程度の小さな会社であれば、
組織はひとつかもしれないが、
小チームは存在するかもしれない。
みなさんの会社や組織は、
その中にどれくらいの組織が存在しているだろうか。
私がもともと所属していたシステムの会社は当時、
会社という名のもとに、
本部が3つ、
部が10個以上、
その中に「課」のような括りがあって、
さらにその中に「チーム」という括りがあった。
もちろん、
プロジェクトチームは、
通常のそのような括りの他に、
都度設定されていた。
私が現在、縁の深い会社のひとつに、
「日立製作所」があるのだが、
その組織図はホームページで見ることができる。
【参考】日立製作所
企業情報|日立グループについて|会社組織|組織図
まあ、巨大な組織なので、
たくさんの組織が存在するし、
おそらくここに書かれている組織は上位の層で、
このひとつひとつの組織の中にも、
たくさんの組織が存在するはず…。
組織の中の組織のミッション
会社の人数が多くなればなるほどに、
組織は細分化していく。
「総務部」
として、いろいろを担っていた組織も、
人数が増えると役割を分ける。
「総務部」
の他に、
「人事部」
「経理部」
なんていうように分かれるかもしれない。
他に、私が会社組織としてパッと浮かぶのは、
「営業部」
「マーケティング部」
「製造部」
「経営企画部」
「営業部」
はジャンルやエリアによって、
さらに細分化されたり、
「製造部」
は、
「製品企画」
「製造」
「品質管理」
なんていうように、
細分化されていく。
こうやって観ていくと、
その組織の名前にはたいてい、
その組織のミッションが表現されていることがわかる。
細分化されればされるほどに、
自分たちが担うミッションの範囲が、
基本的には狭くなりシャープになる。
上記の例で言えば、
「営業部」
というタイトルであれば、
日本全国どこでも営業という話になるが、
「東日本営業部」
とか
「西日本営業部」
というように分かれれば、
東日本営業部のミッションは、
東日本エリアで営業することがミッションであって、
西日本は自分たちのミッションからは外れることがわかる。
「製造部」も同様で、
「品質管理部」というタイトルならば、
「製品企画」はミッション外ということになる。
というわけで、
組織を分ける段階で、
当然ながらその組織のミッションや役割は意識するし、
全体最適を考えながら、
組織に分けてミッションを与える必要がある。
チームビルディングのはじめの一歩「ミッションの設定・提示」
というわけで、
冒頭でもお伝えしたとおり、
組織やチームをつくってまずしなければならないことは、
「ミッションの提示」
だ。
より大きな組織の中で、
何が役割なのか。
より大きな組織における全体の勝利に向けて、
何を担うのか。
これを設定して提示する。
その上で、
その組織のリーダーおよびメンバーに、
理解を促す必要がある。
会社組織の新設の場合はミッションを一から作成
起業する場合や、
会社の新設をする場合などは、
「社会」という全体から見た、
会社そのもののミッションを設定する必要がある。
世の中にたくさん会社組織がある中で、
自分たちの会社は何を担うのか。
どのようなサービスや商品を通じて、
人を喜ばせるのかということでもある。
今日のまとめ
ミッションは「使命」。
その命を何に使うのか。
何に情熱を注ぐのか。
まずはそのことを明確にしないと、
組織のメンバーは動くことができない。
ミッションを設定し提示することは、
組織をつくる人の責任であり、
それを理解し実践に移すことが、
その組織のリーダーやメンバーの責任ということになる。
LBJのチームコーチング
組織には、
これまで培ってきた文化や、
コミュニケーションのパターンが存在し、
自分たちの課題に気づいたり、
解決策を決定し実行することが、
難しいケースがたくさんあります。
いろいろ試したけど、
なかなかうまくいかないという場合は、
是非一度、お気軽にご相談ください。
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