テレワーク(在宅勤務)の導入が一気に進む中で、
「こんな時期だからこそ、1on1ミーティングをやりましょう」
と提案したのは、先日の記事↓

テレワーク・在宅勤務で1on1を積極的にやろー!

なるほど、テレワーク・在宅勤務において、
1on1をオンラインでやるのが有効なのはわかったけど、
それを「どうやっていいかわからない」という声をいただきます。

というわけで、本日はその導入の仕方をご紹介。
簡単3ステップ。
でも重要な3ステップ。
ここからスタートしてみましょう。

テレワークで1on1を導入するための4ステップ

ステップ1:オンライン1on1を「やる!」と決める

当然ながら、まずは
「やる」
と決めなければいけない。

1on1をやるのであれば、
「やるぞ!」
「この機会を有効に活用するぞ!」
「この機会を継続するぞ!」
というマネジャーの決意継続的な意気込みが必要だ。

ステップ2:オンライン1on1の「目的」を設定する

どのような目的で1on1ミーティングをやるのか。
自分なりの設定をする。

自分にとって有意義な目的は、
自分にモチベーションを与え原動力となる。

目的として考えられる一例↓

  • メンバーの生産性の維持・向上
  • メンバーのモチベーションの維持・向上
  • メンバーの継続的な育成
  • メンバーの不安・悩み・ストレスの解消
  • 現状の相互理解
  • マネジャーとメンバーの信頼関係の維持・向上
  • 会話量の確保

など

会議のための会議が、世の中にたくさんあるように、
1on1のような仕組みは、
1on1のための1on1になりやすい。

これをやることが目的になってしまうのは、
本末転倒であり、もったいない。

やると決めたらまず目的。
「何のためにやるのか」を自分なりに設定し、
初診忘るるべからず、

その目的に根ざして、1on1を継続していく。

1on1の目的はメンバーにも持ってもらうといい

マネジャーが目的を持っていることは必須だが、
この時間がどんな時間になったらいいのかは、
相手にも考えてもらうといい。

目的意識はモチベーションになる。
1on1は「マネジャーにおんぶにだっこ」ではなく、
この場を主体的につくるために、
メンバーの目的意識も大切。

マネジャーとメンバー双方の目的を達成していくことが、
1on1の基本的なスタンスである。

むしろ、マネジャーの目的を満たすよりも、
メンバーの目的を満たしていくことに軸足は置かれるべきである。

そうでないと、1on1に臨むあり方も、
仕事のスタンスも、
「やらされ感」で満たされることになってしまう。

ステップ3:オンライン1on1の仕組みを決める

1on1ミーティングをどのようにやるのかを具体的にするステップ。

設定すべき仕組みは以下のとおり。

  • 時間
  • 時間帯
  • 頻度
  • ツール

時間や頻度は人によって違いがあっても構わない。
メンバーごとにしている仕事の難易度や状況は違うので。

ただし、どんな人であっても、
少なくとも1週間に1度はやったほうが良い。

特に新人・若手は、5分でもいいので1日1回はやるといい。
気軽に相談できる相手をテレワークで失っている。
また、自身で業務管理する能力も十分でない場合が多い。

ただ、ツールは合わせた方が当然いい。
まあ、言うまでもないが…。
Skype,zoom,ハングアウト,など、

オンラインのツールはもはや山ほどある。

また、時間帯もマネジャーの業務遂行上、
ある程度のまとまりにしたほうがいいだろう。

ステップ4:オンライン1on1についてメンバーと共有

「1on1ミーティングやります」

だけでは間違いなくうまくいかない。

ここでも対話が必要。
伝えるべきことは以下のとおり。

  1. オンラインで1on1ミーティングを「やる」ということ
  2. オンライン1on1の目的(マネジャー)
  3. メンバーの目的(1on1をどういう時間にしたいか)
  4. テーマはどんなテーマがあり得るか
  5. オンライン1on1の仕組み(どのようにやるのか)
  6. オンライン1on1をいつからやるのか(初回の設定)
  7. Q&A

1on1のテーマは?

1on1では何を話すのか?という質問をよく受ける。
正直言うと、
「なんでもいい」

ただし、
「目的に沿っていること」
が重要だ。

信頼関係を維持・向上したり、
業務を円滑に遂行するためには、
時として雑談も必要だろう。

その上で例えば…

  • 健康(身体的・精神的)に関すること
  • 在宅をどのように過ごしているか
  • 業務の状況
  • 悩みや困っていること、ストレスを感じていること
  • 楽しいこと、前進していること
  • 在宅で工夫していること

など

こんなことをお互いに話したらいい。
メンバーだけに話をさせるのではなく、
上司も話したらいい。

ただし、マネジャー(上司)、は饒舌になりがちだ。

意識的にはマネジャー3割
メンバー7割くらいの持ち時間でちょうどいいと思う。

今日のまとめ

テレワーク(在宅勤務)による1on1を、
導入する際に必要なことをまとめてみました。

本来は、組織的なしくみにしたらより強力ですが、
あまりにも慌ただしくテレワーク(在宅勤務)に移行しています。

まずは個人のレベルでも、
始めてみようかなと思ったら、
簡単な上記の準備をして始めてみましょう。

やっていくうちに、自分のスタイルが生まれていきます。
こんなときだからこそ、心は近づくかもしれません。

そのためのひとつのツールとして、
是非1on1を使ってみてください。

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