目次
「リフレーミング」は、
NLPの考え方であり、やり方の、
超基本であります。
これを、
ぺこぱの漫才やらコントを引用しながら、
解説できればと思います。
こんな方にオススメ
- NLPを学び始めた方(初心者)
- NLPのリフレーミングってよくわからないという方
- NLPリフレーミングの具体的な例えがほしい方
- 部下を効果的に力づけたい方
- 部下とのコミュニケーションを円滑にしたい方
記事の信頼性
私、半谷知也は…、
- 米国NLP協会認定「マクタープラクティショナー」です
- 再受講は10回以上、NLPを学び続けています
- 「PHP研究所認定 ビジネスコーチ(上級)」です
- NLPのエッセンスを取り入れた「コーチング」や「1on1」に関する研修は100回以上実施しています
【NLPコーチングの基本】ぺこぱに学ぶリフレーミング
ぺこぱが大ブレークしている。
2018年は、
ぐるナイのおもしろ荘で脚光を浴びて、
2019年M1の決戦にて、第3位ながらも、
旋風を巻き起こした。
今では、
優勝したミルクボーイよりも、
たくさんテレビに出ているのではないだろうか…。
(関西圏のテレビはわからないけど…)
私が思うに、
ぺこぱのツッコミ担当、
「松蔭寺太勇」さんは、
NLPの基本スキルである、
「リフレーミング」のスペシャリスト。
リフレーミングのやり方がすばらしいし、
おもしろいし、勉強になる。
NLPは楽しく学ぶことを、
NLPトレーナーから教わった。
↓この会社の代表です
というわけで、
具体的な例を見ていきたい。
NLPの基本「リフレーミング」って何?
事例に行く前に、
リフレーミングとは何なのか。
興味ない人は、
飛ばしていただいて結構です。
リフレーミングとは、
「re-framing」
ということで、
「フレーム」を書き換えることです。
すごく簡単に言うと、
ものの見方を変えるということ。
そして、
リフレーミングには、
以下の2つの種類があります。
- 状況のリフレーミング
- 内容(意味)のリフレーミング
状況のリフレーミング
状況のリフレーミングというのは、
「今置かれている状況」では、
役に立たないって思うかもしれないけど、
「別のある状況」だったら役に立つよね。
ということ。
例えば、
「おまえさ、慎重すぎるんだよ!」
って言われたとして、
それは、
「すぐに行動しなければチャンスを失う可能性が高い」
という状況においては、役に立たないけれど、
十分な時間があって、
「組織的な戦略を練るとき」や、
「リスク管理をしなければならないとき」
などには、非常に有効なリソースとなる。
今置かれている状況において、
「それダメ!」
って言われてしまうと、
あたかもそのリソース自体が、
否定されてしまうような感じになるが、
別の場所では役に立つことがあるということを、
自覚・認識させることができる。
そうしないと、
そのリソース自体が「ダメなもの」と認識して、
どんな場面でも使うことをやめてしまうことがある。
内容のリフレーミング
これが、
ものの見方や考え方の角度や切り口を、
少し変えてみるやり方。
例えば、
「本当に頑固だよな」
なんて、
マイナスな見方として言われたとする。
しかしこれは、
別の見方・言い方をするとして、
「信念が本当に強いよね」
「初志貫徹だよね」
なんて言うこともできる。
ぺこぱのツッコミ、
松陰寺さんがやっているのは、
主にこの「内容のリフレーミング」。
ぺこぱ松蔭寺さんの「リフレーミングツッコミ」
というわけで、
いろいろと事例を見ていきたい。
のだが…、
うーん、
youtubeのぺこぱ公式チャンネルで、
いいのがあればと見ているが、
漫才らしきものがあまりない。
というわけで、
別のyoutubeを拝見…。
通常、
漫才のツッコミと言えば、
ボケが言ったことを、
「なんでやねん」
と、
その人の言動を否定するわけですが、
松陰寺さんのツッコミは、
その相方(しゅうぺい)がやっていることを、
まず受け取る。(コーチングの基本、受容)
すべてプラスに捉えていくわけですね。(リフレーミング)
※こうして文章でお笑いを解説していくと、
実につまらないなと思います。
ごめんなさい。
でも続けます。
例えば…、
(シュウペイ)
デートでボーリングをしているのに、
別々の遠くのレーンでやっている
(松蔭寺)
「別々のレーンでやったほうが
ボーリングというスポーツには向き合える」
(しゅうぺい)
ダーツの矢をおでこに刺す
(松蔭寺)
「いったー!…みを伴う
一生の思い出をありがとう」
↓こちらは、kagomeのCM動画より。
ぺこぱ、ボケとツッコミ逆転漫才を披露!シュウペイが「悪くないだろう」!? カゴメWebCM『ひっくり返るほどおいしい野菜生活100 第一弾』
一部抜粋(0:55 あたり)
(シュウペイ)食レポなのに前フリなしでいきなり飲み始める
(松蔭寺)
「いや、前振り無しからの無言での試飲タイム、
『待ちきれない衝動』悪くないだろう」
これも、
相手を否定することなく、
相手の言動を受け取った上で、
プラスの見方に変えている。
このCM動画自体も、
リフレーミングの例えにできる。
CM動画なのに、
「途中で別の会社の広告が入るってどうよ…」
というどちらかというとネガティブな捉え方。
この太字の部分を、
ぺこぱ風にリフレーミングしていくと、
↓
CM動画なのに、
「途中で広告が入るのが新しい…。
利益追求に貪欲な、
経営の正しい姿勢」
とか
「他社のCMもしちゃう心の広さ
素敵だ…」
とか
CM動画なのに、
「他社も紹介してしっかりコラボレーション
価値をふくらませる無限の可能性…」
とか
ひとつの事柄も、
いろいろな見方ができるということです。
ひとつの出来事や事柄を、
違うフレームに入れると、
見え方が変わるよね。
というのが、
リフレーミングです。
出来事や事実を変えることはできません。
でも見方や捉え方を変えることはできる。
(余談)
いろいろ調べている中でおもわず、
こちらをポチッとしてしまいました…。
↓
リフレーミングは「気づき」の道具
人は、ひとつの決まった見方をすると、
他の見方に変更することが難しくなります。
一度「こうだ」と思うと、
その見方が固定化されるわけです。
「固定観念が強い」
なんていい方もするけど、
実はすべての人が、
数え切れないほどのの固定観念を持っています。
それが、
自分の考え方と違うと、
「固定観念が強いよね」
とか
「思い込みが激しいよね」
なんて言って、
相手の考え方や言動を拒絶したり…。
しかし時に、
その固定化された見方、
固定観念によって、
自分自身を苦しめることがあります。
NLPのリフレーミングというのは、
まず、固定化された観念に気づいて、
そして別の見方を促すものです。
リフレーミングのビジネスシーンでの使い道
まあこれは、
いろいろな使い方が考えられますが、
すごく身近に使うのであれば、
- 気づき
- 承認
- 力づけ
かなと。
もちろん、
「自分ってダメだ…」
みたいな状態のときに、
「それって見方を変えるとどのように見える?」
と促して、
「決して悪いことばかりじゃないんだな」
とこともできるし、
勘違いしている相手に対して、
「その勘違いに気づかせていく」
ということも可能です。
リフレーミングの簡単のやり方をひとつご紹介
見方を変えるために効果的なのは、
「視点を変える」
ということです。
簡単なやり方というのは、
見ている人を変えるということ。
人は当然ながら、
自分の視点が一番強いです。
「主観」
というやつですね。
なのでこの主観を
強制的に変える方法が、
「人の目を借りる」というやり方です。
その言動を、
私がどう見てると思う?
その言動を、
同期のAさんはどう見ていると思う?
その言動を、
お客さんはどう見ていると思う?
視点が変わると、
「フレーム」が変わります。
「見方を変えてみようか」
って自分の主観が残ったまま、
実際に見方を変えるのは難しいです。
いろんな人の目を借りると、
面白いように見方を変えることができますので、
是非試してみてください。
きょうのまとめ
というわけで、
本日は、最近話題の
「ぺこぱ」
の漫才を題材にしながら、
NLPの基本要素である、
「リフレーミング」について紹介しました。
リフレーミングは、使い方によって、
人のパフォーマンスを劇的に向上します。
身近なところで、
是非試してみてください。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。