まず言いたいことは、「1on1ミーティングでは話すことは山ほどある」ということ。しかし、「無いように感じてしまう」ことは往々にしてある。いくつかのパターンがある。これをツラツラと書いていこうというのが、今回のブログの趣旨。

上司が「話すことない」と決めつけている

自分も1on1ミーティングなんてやってこなかったし、自分自身が別に上司に聴いてほしいことなんてなかったし、だからみんなそうだろうと思っているパターン。

「聴いてほしい」と思わないということの中にも、いろいろなパターンがある。

自分に力があった

別に上司に相談しなくても、目標は達成するし、必要な成果は創るし、自分で行動もできちゃう。こんな人は、上司には相談は別にないわけで、上司とのやりとりは必要で端的な報告で済んでいた。だから人もそうだろうって思っていたり、そうあるべきだって思っていたりする。

上司を信頼していなかった

「自分の方が力があって、上司は当てにならない」というふうに思っていたかもしれないし、何かを相談しても真面目に相手してくれなかったり、適当な対応をされたり、時には馬鹿にされたりと、上司の対応の悪さから「信頼できない」つまり「相談なんてできないし、したくない」って思っていた。

自分がそういう気持ちになって嫌だったから、自分は正そうとする人もいるのだが、きっと部下もそういうもんだろうと決めつけてしまう場合もある。

実際に自分は話すことがなかった

話して良いことはいろいろあるのだが、自分は話すことがなかった。だから、部下もないだろうと、やはり決めつけてしまうパターン。

この場合の対策は?

と全てにおいて、自分の体験からの決めつけが働いてしまうということ。そして上司が「話すことないだろう」という雰囲気やある種の「圧」は、なんとなく部下が察知してしまう。すると部下は「別にないっす」という雰囲気になってしまうということ。

これは、上司自身の意識や思考を変える必要がある。「なにかあるはず」「それを共有したい」「サポートしたい」という意識に切り替えていく必要がある。意識は伝わる。

1on1ミーティングの冒頭で「なんか話すことある?」って訊いちゃう

「なんか話すことある?」というのは、クローズドクエスチョン。

イエスかノーで答えられる質問である。しかも、訊き方によっては、ものすごく答えを誘導する。つまり、「ないよね???」的なニュアンスを存分に発しながら、「ある?」って訊けば、訊かれた相手は、「別にないっす」って答えてしまう。

この場合の対策は?

クローズドクエスチョンをオープンクエスチョンに変える。つまり、「なにか話すことある?」ではなく、「今日は何について話す?」「今日はどんなことをテーマにしたい?」というように、「あるかないか」ではなく、「ある前提」で話を切り出す。

質問のパワーというのは絶大で、質問された側は「ある前提」で頭を回し始める「確率」が上がる。

それでも、「ないっす」って答える人は当然いる。今まで考えたことないことのために頭を回すのはストレスだ。しかもオープンクエスチョンというのは、なかなか答えが出ないものでもある。

だからこそ、質問者は根気よく答えを待つ必要がある。そして、出てきた答えを完全に受容し、承認する必要もある。「なるほどなー」とか「たしかになー」とか「わかるわー」とか「いいねそれ〜」とか。

今日のまとめ

というわけで、今日は1on1ミーティングにおいて「話すことがない」って思っている人がやりがちな思考とやり方の2つの切り口で書いてみました。思い当たる人は、是非意識ややり方を変えてみてください。

さて、次回のブログでは、1on1ミーティングでは、どのようなことが話題としてあり得るのかをご紹介します。まあ、これも正しい答えはないのですが…。乞うご期待。