リーダーシップのいろいろな解釈

リーダーシップって何?

そもそもリーダーシップというのは何か。辞書を調べると「指導者の資質」のような意味が出てくる。これは間違いない解釈であると同時に、この意味合いは変化の激しい現代のこの世の中で、読み替えなければならない側面が出てきている。

立場的なリーダーの役割

Leadというのは「導く」こと。リーダーシップというのは、正しい方向に導くこと。リーダーの役割は、「正しい方向」を設定することであり、そこにメンバーのモチベーションをかけていくこと。

つまり、「ここ行くぞー!」って場所を示し、そこがいかに魅力的で必要な場所であるかを説明していく必要がある。

メンバーのリーダーシップ

そして、一度行き先が決まったのであれば、そこに参加している人は、自らを導き、それぞれがチームを導いていく必要がある。リーダーは常に正しい方向に正しく力を使っているかはわからない。時に「おかしいっす」って、メンバーからリーダーに伝える必要もあるかもしれない。何のためにかといえば、示された方向性やゴールにできるだけ早くたどり着くためだ。

チームコーチングとは

端的に言えば、チームに対するコーチング。コーチングというのはそもそも、個人や組織が望む成果を手にするために、「コーチ」と呼ばれる人がサポート・支援しながら、プレーヤーやチーム自らのパフォーマンスを高め、確実に達成・到達していく、あるいはできる限り早いスピードで到達していくためのコミュニケーションである。

チームコーチングでまず明らかにする「チームの枠組み6要素」

組織というのはいろいろな状態があるが、ここでは、「強いチーム」と「弱いチーム」が存在するということにして…。組織が強いチームとして機能するためには、明らかにして、共有すべき6つの事柄がある。

それは、

・ミッション(使命)
・ビジョン
・共有された価値観
・目標
・戦略(目標達成プロセス)
・ルール

これが融合して4つになることもあるだろうが、要はこれらの要素をしっかりと抑え、組織としての枠組みをつくることがまず重要だ。

ミッション・使命

これは組織の存在理由。組織として何をすべきか。何が役割なのか。企業であれば、社会から見た役割。この会社は何をすることで、社会に貢献しているのか。会社内の組織であれば、その組織は会社にどのような貢献をするのか。これが明確になっていること。

ビジョン

ビジョンというのは英語で書くと「Vision」。つまり「Visual」。視覚的に想像できるものであるということ。私たちが組織的に活動していった結果、その先にどのような状態を創り出すのかということ。

ビジョンが共有されることで、メンバーはその活動に意味を感じるし、ビジョンに向けてモチベーションを掛けることができる。

共有された価値観

組織はさまざまな価値観の持ち主が集まっている。個性や独自性の発揮は組織としても望むところ。しかし勝手にやられると組織はバラバラにもなる。従って、個の価値観は大切にしながらも、組織的に全員で大事にすることを設定する。

目標

いつまでに何をどのくらいやるのか。ビジョンに近づけていくために、数字を設定する。数字を設定するので、測定が可能となり、それがモチベーションにもなる。目標とビジョンは一対。常につなげ続けなければならない。

戦略(目標達成プロセス)

目標達成(ときにビジョン実現)に向けて、どのような戦略を取るのかを共有する。戦略や方法こそ、それぞれの思惑が働きやすい。それぞれが勝手なやり方をしていてはあまりにも効率が悪くなる。重要な戦略については、共有して進めていく。

ルール

行動レベルでルールを設定する。価値観はどちらかというと意識的なもの。ルールは何をするのか。何をしてはいけないのか。自分の行動の基準になるものである。

ルールは必要最小限が良い。ルールに縛られるとがんじがらめになり動けない。しかし全く無いと統制が取れない。

強い組織は全員がリーダーシップを発揮する

リーダーシップを発揮するためには、前述のとおり、どこに導けばいいのかを知る必要がある。6つの事柄が共有され、理解されると、どこに行けば良いのかがわかる。そのために必要な自分の力の使い方もわかる。全員が同じようなリーダーシップを発揮する必要は全く無い。むしろ、多種多様な考え方や能力のメンバーが相互補完的に力を発揮して組織としての勝利を手にする。これがつくりたい状態。

チームコーチングとリーダーシップ

チームコーチングは、まず組織としての枠組みをしっかりと創る。立場的なリーダーから、説明されているようで実はされていない。チームの中で理解が一致しているようで一致していない。メンバーは実践しているようで、実はしていない。組織の状態はさまざまなだ。

チームコーチングでは、どのようなチームをつくる必要があるのかを明確にすると同時に、自分たちがどのような状態にいるのかを確認することができる。また、そのプロセスにおいて、必要な修正を自分たちでしていくことも可能だ。自分たちでは気づけないことに気づき、新たな選択をしていく。

まとめ

というわけで、今日はチームコーチングとリーダーシップの関係について少し触れました。今日の記事だけでは到底伝え切れないことがわかったので、チームコーチングを軸にしながらいろいろと書いていこうと思います。

まとまっているようでまとまっていない組織は山ほどあります。まずは自分の組織において、6要素が明らかになっているか、チェックしてみることをおすすめします。