目次
ひとりで決めるのは難しい…
考えて→決めて→行動して→結果を振り返る
考えるの次は決めるハードルが存在する。
非常にシンプルであるが、
人は考えても決めない。
決めない理由をいくつか考えてみる。
決めない理由①面倒くさい
当然ながら、決めるとやらなければならない。
やらなければいけないことが増える。
だから決めない。
非常にシンプル
決めない理由②責任取りたくない
決断を下せば、自分に責任が降りかかる。
そのプロセスや結果を創ることから、逃避する。
これもまた、シンプルな理由。
決めない理由③ 失敗することへの恐れ
「決めてできなかったらどうしよう」
こんな不安や恐怖に、人は駆られる。
できない自分は否定の対象になる。
決める
↓
できない
↓
そんな自分ダメ
↓
自信を失う
という流れは、
過去の体験に基づき、
あるいは人の様子を見て、
簡単に想像できてしまう。
そんなふうに自分を傷つけるくらいならば、
いっそのことやらないほうがいいし、
そもそも決めない方が良い。
決めない理由④ 成功することへの恐れ
意外に思うかもしれないが、
人は成功することへの恐れも持っている。
成功する
↓
称賛される
↓
期待が膨らむ
↓
より大きな責任を任される
決めたフリ
決めたフリなんかも、行動を阻害していく要因になる。
「やります!」
とか言っちゃって、実は心の中では決めていない。
そして、周りはすっかり騙される。
コーチングで決める支援
コーチングは、
自分では決断できない事柄の決断を促す。
もちろん、
「はい、決めて」
「決めたらやるよね?」
という関わりではない。
自分で決めるためには自発的な理由が必要だ。
コーチングで明らかにする決断の目的
その決断はなぜ必要なのか。
どうしてそれをやる必要があるのか。
それをすることがその人にとってどのように重要なのか。
それを決めて実践することで、その人にとってどんないいことがあるのか。
など
コーチングにおいては、
本人が決断し、行動することの目的を明らかにし、
本人にとっての意味付けをしっかりするということ。
コーチングでリスクへの対応も
そして、必要に応じて、
決めたことをやり遂げるプロセスで生じるリスクについても、
しっかりと考えながら、それをどのように越えていくのかをプランする。
気持ちが揺らぐ。
能力不足。
時間がない
といった内的要因のリスクもあれば、
物理的にうまくいかない
協力が得られない
状況が変わった
といった、外的な要因もある。
起こりうる重要なリスクについては、
しっかりと考えながら、どのように超えればいいのかを一緒に考える。
きょうのまとめ
というわけで、「決める」フェーズにはいろいろな心理的ブレーキが発生する。
そのブレーキを外していくことと、
アクセルを可能な限り全開にしていくこと。
コーチは対話を通じて、
決断を支援していく。