コーチングプロセスのハードル

コーチングのプロセスは、前回のブログに記したとおり、
①考える
②決める
③行動する
④結果をつくる
⑤振り返る

とこれらのことを、プレーヤー(クライアント)が自分で行うことを、
支援するプロセスだ。

そして、それぞれのプロセスでさまざまなハードルがあり、ブレーキがかかる。
そのブレーキを外し、アクセルを踏む。
この支援をするのがコーチの役割といえる。

考える際の大きなハードル

最初のハードルは考える際のハードルだ。

そもそも考えない

受け身指示待ちが身体に染み付いていると、
頭の中に「考える」という回路がそもそもない。

考えることをやめさせる周りの影響も大きい。

せっかく考えているにも関わらず、
沈黙が続くと答えを与えてしまったり、
答えを出せないダメなやつとレッテルを張ってしまったりする。

これが考える力を育むことを阻害するし、
考える力があっても考えたり答えを自分で出すことをやめさせてしまう大きな要因となる。

自分の思い込みにとらわれる

人は信念や観念を山ほどもっている。
信じること、思い込んでいること、決めつけていることだ。

カラスは黒いものだ。
キリンは黄色と茶色だ。
パンダは白と黒だ。

これは多くの人の中にある思い込みであり、多くの場合真実なのではないかと思う。

イルカは青い。

これはどうだろうか?
一致するかもしれないが、違う認識もあるかも。

水色
グレー
青緑

同じものを見ていたとしても、人は感性が違うし、持っている語彙が違う。
が、青も、水色も、グレーも、青緑も、
それほど抵抗なく受け入れることができるのではないだろうか。

では、
「イルカはピンクだ」

ピンクのイルカしか見たことのない人は、これが真実となる。
しかし、多くの人にとっては、イルカは上記のいろ表される。

ピンクのイルカが存在することを知らない人は、
イルカはピンクであるということを受け入れなかったり、
受け入れるのに時間がかかったりする。

考える際は、自分の信念、観念の枠に囚われる。
「自分の中にある当たり前」

その外側にあるものを受け入れなかったり、
当然だけど、見えなかったりする。

コーチは、本人の当たり前の外側の世界を提供できる存在だ。

コーチは相手の思考の範囲を拡げることができる。

正解探し

自分の意見をニュートラルに考えるのではなく、
なんと応えるのが正解なんだろうか。

と周りの状況や人の様子を伺いながら、
その人にとっての正解を探す思考というものはどうしても働く。

これが自由な発想を阻害したり、
本人にとっての正解ではないので、
自主性主体性を発揮しない理由にもなっていく。

答えを急かされる

ビジネスマンは忙しい。
「考えている暇があるなら動け」
なんて言われてしまったりするわけだ。

ゆっくり考える時間を与えられることはほとんどない。
質問を投げかけられて、3秒以内に答えを返せないと、
「わかんないのか?」
って思われたり、言われたりする。

せっかく考え始めても、
そのプレッシャーに押されて、
まともに思考回路を回せない。

もちろん、ビジネスマンには期限がある。
期限に向けてプレッシャーを与えられることで、
鍛えられるものも当然ある。

きょうのまとめ

というわけで本日は、
考えるプロセスにおいて考えられるハードルを上げてみました。

次回は、決めるプロセスにおけるハードルを上げていきます。