前の記事からの続き
Integrity Coaching 〜理念から一貫したコーチングの実施〜 vol.1

コーチングで明らかにする理念

では理念とは何か。

理念という考え方はいろいろな捉え方ができる。
なので、定義が必要だ。

ある場所によっては、
それを社是、社訓、と表すところもあるし、
企業理念という場合もあるし、
マーケティングの世界では、
それをCI(Corporate Identity)と呼ぶ。

ここでは、
使命(Mission)
ビジョン(Vision)
価値観(Values)

の3つを理念と定義づける。

個人も組織も理念が必要

まず、組織には理念が必要だ。

たくさんの価値観や世界観を持った人の集まりが組織である。
この組織は、
このために存在しますよ/役割・責任はこれですよ
ここに向かっていますよ
こういったことを大事にしていますよ

といった事柄を明確にし、共有しなければ、
個人が好き勝手動くようなことになる。

しかし、理念を明らかにしておけば、
すべてのメンバーの心がひとつになる。

もちろん個性があるので、
集まったメンバーが金太郎飴のように、
同じようになるかと言えばそうではない。

しかし、
この組織において優先的に意識し行動しなければならないことは、
こういうことであるということが、明確になる。

したがって、
すでにいるメンバーは理念に基づいて行動することになるし、
新しく組織に加入してくるメンバーは、
この理念に共感できる人だけということになる。

飛行機に例えると…

組織とは、飛行機のようなものである。
一丸となって、一つの方向に向かっている。
そして、方向は一緒であったとしても、
そこへの向かい方はさまざまな選択肢がある。

使命というのは、飛行機が進む理由。
なぜ飛ぶのか。飛ばなければならないのか。

ビジョンというのが向かう方向。
飛び続けていった結果、どこにたどり着くのか。

価値観というのは、その飛び方。
飛ぶにあたり何を大事にするのかということ。

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個人も理念を明確に

個人はひとりなので、
理念なんて明確にしなくてもいいのでは?

なんて思うかもしれないが、
個人はいろいろな考えの集合体でもある。

私たちの頭は葛藤するし、
あらゆる場面において迷う。

変わりたい⇔変わりたくない
もっと稼ぎたい⇔今のままでも幸せ
挑戦するべきだ⇔安全第一

ひとつのものごとを考えるのでも、
まるで自分の中には、
10人位の人間がいるのではないかと思うくらいに、
自分の頭の中で葛藤することもある。

ゆえに、
自分にとって本当に大事にすべきことを、
あきらかにする必要がある。

迷いは生じる。
そのときに、自分の理念がなんと言っているのか。
自分の内側のどの声に従って、
今後行動していけばいいのかを明確にしてくれる。
それが理念だ。

コーチングにおいてはまず理念の共有を

たくさんの人は、
「やること」が好きだ。

どうやればうまくいくのか。
方法は?手順は?時間は?金は?

Do(行動)に飛びついていく。

しかしその行動を本物にしていくためには、
理念の明確化が欠かせない。

「私のミッションは?」
「私のビジョンは?」
「私の価値観は?」

こんな問いかけを自分自身に、あるいは自分の組織に、
投げかけるところから始めてみてはいかがだろうか。