育成は双方向のキャッチボール

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育成者と被育成者は、
必要なコミュニケーションを行い、
現在地とゴールを共有しておくことが必要だ。

必要なことがしっかりと共有することができれば、
被育成者の無駄な抵抗や拒絶を防ぐことができ、
スムーズな育成が可能となる。

育成者と被育成者の共有事項

では、育成者と被育成者が何を共有するのか。

大きくは現在地とゴールなのだが、
さらに詳しくいうとこれらのことが必要だ。

育成の全体像

自分が育成者として関わる上で、
あるいは組織として、
どのような育成のプランを持っているのかということを、
明らかにすることだ。

これにより、双方の頭が明確に整理される。

組織として望むゴール

組織としての期待がある。
いつまでにどういう力を身につけて欲しいのか。
あるいはいつの時点でどのような活躍をしてほしいのか。
どのような成果を残して欲しいのか。
それに応じた能力開発が必要だ。

その期待を伝えておく必要がある。

被育成者が望むゴール

そして、被育成者本人が望むゴールも明らかにする必要がある。
本人が何を望んでいるのかということを、
育成者として理解しておくと、
相手のモチベーションに繋がる。

また、組織や育成者のゴールとのギャップを知ることも必要だ。
あまりにもギャップが大きすぎると、
育成がうまくいかない。

最初の段階でギャップを把握し、
埋められるものは埋めておくことが、育成をスムーズにする。

育成者から見た被育成者の現在地

育成者として、被育成者の能力や経験をどのように評価しているのか。
性格。
強み。
弱み。
知識。
技術。
資格。
考え方や価値観。
など。

相手の現状についてこちらが把握していることや推測を、
しっかりと育成者の認識を伝えておくことは重要だ。

被育成者自身が観る現在地

上記のことに関して、自己評価はどうか。

このGAPも非常に重要なこと。
あまりにも差があると、育成がうまくいかない。

現状についてのすり合わせも、ゴールのすり合わせと同様に重要だ。

育成のやり方

そして、ゴールと現在地が明らかになったら、
その道筋を共有すること。

ティーチングを強めに行くのか。
コーチングを強めに行くのか。

具体的にはどのようなツールを使うのか。
ここまでイメージが共有できていれば、
育成はスムーズに行くだろう。

組織や上位者との共有

育成は、育成者と被育成者2人だけの課題ではない。
組織の中の一部であるということを忘れてはならない。

したがって、どのような方針でどのようなやり方で育成をしていくのか、
組織との情報共有をしておく必要がある。

勝手にやるのではなく、
組織との情報を共有をしていくことで、
方向性を合わせることができるし、
より幅広く、被育成者の育成について関心を集めることができる。

これは漏れがちになることだが、
共有しておくと育成がよりスムーズにいく重要なポイントである。

キャッチボールしながら育成を進める

勝手な憶測で育成を進めるのではなく、
お互いの認識をしっかり合わせた状態で育成を進めていくこと。

「相手はこういうレベルのはずだ」
「相手はこう考えているはずだ」

こんな頭の中の会話を頼りに進んでいく人材育成はあまりにも多い。
お互いの頭の中をさらけだして、
認識を共有していくことは、確実に効率的な育成につながっていく。